プロジェクトNo.2 群馬県ホームヘルパー協議会

誰もが適切にできる介護技術を、地域に伝える活動を拡げていきたい。

進む高齢化と老々介護
平成最後の年、本県の高齢化率は過去最高の29.4%を記録しました。今後も増え続け、令和27年には39.4%、10人に4人が高齢者となります。すでに老々介護の世帯も増え、我流の介護を続けて体調を崩す人も後を絶ちません。

“理論”が介護をスムーズにする
介護など対人援助の業種では、時に職人気質の如く、経験を積み重ねて得た技能を信じて誇りとし、業務にあたることがあります。しかし、経験だけでは補えないほど、高齢化などで援助対象者が急速に増え、さらにニーズが多様化しているため、より適切な援助手法を的確に広めるための“正しい理論”と“しくみ”が必要となってきています。

苦節十年「認定介護技術トレーナー」誕生
「なぜ、その方法で介護するのか」。大変な思いをして行ってきた介護方法が実は理に適っていなかったり、逆にできないと思っていた介護がスムーズにできたり。「なぜ」がわかると、ブレずに応用もできます。
群馬県ホームヘルパー協議会では、全国に先駆けてそのことに気づき、試行錯誤しながら、適切な介護を県内に広げるためのしくみづくりに取り組み、「認定介護技術トレーナー」制度を確立させました。

トレーナー制度の定着を目指して
「つかいみちを選べる赤い羽根募金」にエントリーして3年目。ファンドレイジング活動との相乗効果により、トレーナー制度は着実に広まってきています。地域のヘルパーや在宅介護者へ適切な介護方法について伝えていくトレーナーをさらに養成し、またさらに研鑽し、支援の輪を広げていきます。

エントリー団体基本情報

2020年5月15日

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